私たちの生活に欠かせないタオル。
綿素材のタオルは、綿花の栽培から糸加工や製織など、多くの工程を経て作られています♪
今回はタオルの織り方にフォーカスしてみようと思います♪
代表的な織り方6種類の特徴などをまとめました。
ご家庭のタオルを選ぶときはもちろん、ギフトとしてタオルを選ぶときの参考になれば嬉しいです♪
今回ご紹介するのは、次の6種類です。
パイル
シャーリング
ワッフル
ガーゼ
マイクロファーバー
無撚糸(むねんし)
パイル
生地に丸いループ状の糸(タオルの輪っかの部分)が織り込まれた生地のことです。
タオルの織り方としては、一番メジャーな織り方になります。
ループ状の部分にたくさんの空気を含むため、肌触りが柔らかく、保温性・保湿性・吸水性に優れています。
生地の厚さで使い心地が変わります。
パイルは生地面がループ糸で覆われていることで、タオルにふんわりした弾力性が生まれるのが特徴です。
ループ状の部分は、爪や突起物を引っかけやすいのが難点ですが、飛び出した糸をハサミでカットすれば大丈夫♪
シャーリング
シャーリングは、パイル生地の表面のループを先端だけカットしたものです。
パイル生地はループがあることで生地に凹凸ができますが、ループの先端をカットすることで毛足が整います。
なめらかなビードロのような手触りで、使い込むほどに柔らかな肌触りになり、吸水性も上がります。
表面を平らにするシャーリング加工が施されたシャーリングタオルは、刺繍やプリント加工をするのに適しています。
ワッフル
ワッフル織りとは、タオル生地の表面に凸凹を作って四角形のマス型を浮かび上がらせた生地の織り方です。
表面の凸凹がお菓子のワッフルに似ていることからワッフル織りとよばれています。
ワッフル織りには、次のメリットがあります。
肌に当たるのは表面の突起部分だけなのでさらっとした肌触りです。
吸水性が高く、糸と糸の間に空間ができる織り方なのでタオル生地の内部に空気が通りやすく、濡れたあとも乾きやすいです。
パイルがなく糸が抜けにくいので、毛羽落ちが気になる方におすすめ♪
ガーゼ
ガーゼは、甘く撚った糸を粗めに平織りしたものです。
1枚は薄い平織り布ですが、1重織りから6重織りまで、用途に合わせてさまざまな製法で重ね合わせることができます。
ガーゼは、薄くて軽く、通気性が良いので乾きやすいのが特徴です。
やわらかくふんわりした肌触り。
使うほどに柔らかくなるので、肌になじみます。
医療用品をはじめ、ベビー用品、など幅広く使われています。
マイクロファーバー
ナイロンやポリエステルを原料とした極細の合成繊維・化学繊維のことです。
マイクロファイバーは、とても軽く丈夫です。
繊維が細いので吸水性と速乾性が抜群。
熱に弱いので乾燥機などは使えません。
お掃除クロスとしても良く使われています。
無撚糸(むねんし)
無撚糸は、綿を撚らずに糸にしたものです。
タオルの糸には、糸をねじったりひねったりして強度を出す「撚り糸」と、糸を撚らない「無撚糸」があります。
糸を撚った通常のタオルは強度がしっかりして長持ちしやすい反面、硬くてゴワゴワしてしまうデメリットがあります。
一方、糸を撚らない無撚糸は、綿花本来の柔らかい手触りとボリュームを感じられます。
糸と糸の間にすきまが多いので、空気をたくさん含み、吸水性が高く速乾性にも優れています。
また、保温性があるのが特徴です。
品質の良い長い繊維を使うため価格が高い事、毛羽が抜けやすい事が要注意ポイント。
タオルのふわふわ感と吸水性を求める方にはぴったりの織り方です。
今回は、タオルの代表的な織り方6選をご紹介しました。
夏場の洗面所の手拭きにはワッフル、お風呂上がりの赤ちゃんにはパイルや無撚糸と、タオルの織り方の特徴に合わせて選ぶと、より最適なタオルを選ぶことができます♪
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