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Diary 2022/05/09

タオル生地の素材について

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タオルといえば、綿(コットン)や速乾タオルに使われるマイクロファイバーが有名ですが、この2つ以外にもさまざまなタオル生地の素材があることをご存知ですか?

 

タオルの素材は大きく分けると天然繊維と合成繊維があり、各素材の特徴があります。

 

今回は、タオル生地に使われる8種類の素材の特徴をまとめました。

タオル生地の素材を知ることで、用途に合ったタオル選びができますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

タオル生地の素材はどれぐらいある?

 

タオル生地の素材は、主に次の8種類があります。

ž   綿(コットン)

ž   リネンパイル

ž   シャーリング

ž   ワッフル

ž   ガーゼ

ž   マイクロファーバー

ž   無撚糸(むねんし)

ž   リネン

 

各素材の特徴を大まかにでも知っておくことで、毎日使うタオル選びのヒントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

タオル生地の素材の特徴

 

それでは以下で、タオル生地の素材8種類の特徴について順番にご説明します。

・綿(コットン)

 

まずは、最もメジャーな素材の綿(コットン)です。

綿は、アオイ目アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ」の種子からとれる繊維からできています。

 

綿(コットン)は、吸水性に優れ、柔らかい肌触りが特徴です。

ほかには、

・  通気性が良い。

・  染色しやすい。

・  水や熱に強い。

・  値段が手頃。

といった特徴があり、タオルはもちろん、衣料品やエコバッグなど、私たちの生活に欠かせない素材となっています。

 

当社オリジナル製品「ガムシャタオル」もコットン100%のタオルです。

 

・リネンパイル

リネンパイルは、後述するリネンとコットンが混ざった素材です。

 

通常のタオルは、コットンのパイル織りでふわふわ感を出しているものが多いですが、リネンパイルは特殊な織り方をすることで、リネンをパイル織りしています。

 

これにより、リネン特有のさらっとしたシャリ感と、パイル織りのボリューム感・吸水性をあわせ持っているのが特徴です。

 

・シャーリング

 

シャーリングとは、パイル生地のループ状の部分を均一にカットした生地のことです。

 

ループ状の部分をカットすることで、なめらかな肌触りになり、タオル生地の表面が艶のあるビロード生地のように平らになるのが特徴です。

 

毛先が短いので、オリジナルの刺繍やプリント加工をするのに適しています。

 

・ワッフル

 

ワッフルとは、お菓子のワッフルのように凹凸がある立体的な織り方でできた生地のことです。主に綿が使われています。

 

ワッフルの特徴は、パイルがないため薄手で軽く、毛羽落ちが少ないことです。

パイルのタオルのようにふんわりしたボリュームはありませんが、吸水性、速乾性に優れているので、衛生的に使えます。

 

また、パイルは洗濯を繰り返すとループが潰れ、ゴワゴワした感触になってしまうのが難点ですが、ワッフルは特別なお手入れをいなくても硬くなりにくいのがメリットです。

 

・ガーゼ

 

ガーゼとは、甘撚りの糸でゆるく織られた生地のことです。

主に絹や綿、麻といった天然素材が使われ、医療用品としてもおなじみですね。

 

ガーゼの特徴は、柔らかく肌への刺激が少ないことです。

ほかには、

ž   1枚の生地がとても薄いのでふんわりと軽い。

ž   吸水性、通気性、速乾性に優れている。

ž   平織り生地なので、汚れても洗いやすい。

といった特徴があります。

 

ガーゼはその軽くて柔らかい特徴を活かして、ガーゼタオルやベビー用品などに使われています。

 

・マイクロファーバー

 

マイクロファイバーとは、ナイロンやポリエステルを原料とした8マイクロメートル以下の極細の合成繊維・化学繊維のことです。

 

マイクロファイバーの特徴は、人間の髪の毛の100分に1の太さといわれる超極細繊維であることと、繊維の断面がギザギザな構造をしていることです。

この繊維の細さとギザギザの隙間が、高い吸水性と速乾性を持つ理由になっています。

 

デメリットは熱に弱いことで、直射日光や乾燥機は避ける必要があります。

マイクロファイバーは、高い吸水性と速乾性を活かしてスポーツタオルやヘアドライタオルなどに使われています。

 

・無撚糸(むねんし)

 

無撚糸とは、撚りのない糸で作られた生地のことです。主に厳選した綿を使用しています。

通常のタオル生地は繊維を撚って作りますが、無撚糸は撚りをかけずに作られています。

 

糸の撚りをほぐしているため、綿糸の柔らかい感触と風合いを実感できるのが特徴です。

また、吸水性や通気性に優れ、パイル織りのように洗濯を繰り返しても硬くなりにくくなっています。

 

無撚糸は、そのボリュームのあるふんわりした手触りを活かして、タオルやバスポンチョとして使われることが多いです。

 

・リネン

 

リネンは、日本語では「亜麻」と呼ばれる一年草です。その起源は約8000年前といわれ、人類最古の繊維と言われています。

 

リネンの最大の特徴は生地の強度の高さです。コットンの2倍、ウールの4倍もの強度があり、水を吸うことでさらに強度が増し、吸水性や速乾性にも優れています。

 

リネンは生地の強靭さを活かしてタオルの素材としても使われています。

リネンタオルの特徴としては

ž   汚れが落ちやすい。

ž   吸水性が優れ、すぐに乾く。

ž   洗濯に強く長く使える。

ž   かさばらない。

といった特徴があるので、キッチンクロスやエプロンなど、特にキッチンで活躍することが多いです。

 

 

まとめ

 

今回は、タオル生地の素材8種類の特徴をまとめました。

一口にタオルといっても、さまざまな素材や織り方があり、用途に応じたタオル選びのヒントになったのではないでしょうか。

 

当社オリジナル製品の「ガムシャタオル」は、バングラデシュ産のタオルです。

肌に優しい綿100%、吸水性・速乾性・耐久性に優れるといった綿のメリットを実感していただけるタオルとなっていますので、ぜひお試しください。

 

▼▽▼▽ 関 連 記 事 ▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽

タオルの織り方の種類6選 おはなしの続きはこちら

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